ホーム>初期鍵盤楽器>製作家・演奏家>須藤オルガン>仙台フォト日記 >98.10.15
今日はHauptwerkの正面に出ているパイプ Principal 8'の整音の修正を行いました。新しい楽器ではないので、くるっている部分を修正して、やるという程度の作業です。
8'の開管となりますと、足の部分も入れますと3メートル近い大きさになります。 柔らかい金属(錫鉛合金)で出来ているので、長い年月の間には自重で変形してしまいます。
具合の悪いことに、特に大切な歌口の付近が最も強度が弱く、ここに変形が集中してしまうのです。 当然パイプの発音や音量などにかなりの問題を生じてきます。 一部きちんと音が出ないパイプまで有りました。
今日はディジタルカメラを忘れて出かけてしまいました。以前に撮影しておいたPrincipal 8'の歌口部分の画像をUPします。これらのパイプは屈曲部分を修正したうえで補強してあります。