ホーム>初期鍵盤楽器>製作家・演奏家>須藤オルガン>仙台フォト日記 >98.09.25
今日は、以前から招待を受けていた山形県酒田の本間さんの工房を訪ねてきました。仙台に来たらば是非と言われていたのですが、仕事に熱中すると中々1日という時間を取れないものです。
自動車はすでに横須賀に帰しましたので、雨にもかかわらず自動二輪車で往復しました。雨の中往復320Kmはさすがに疲れました。
今日の画像はダイアグラム第二弾、先日のメンズール表記法を実際の寸法にして記しています。一音一音寸法を算出していたのでは大変なので、特に変折点がない限り各Cの寸法を算出して後はダイアグラムの上でつなぎます。
このダイアグラムは右端の焦点に向かって直線を引くとテプファーの標準メンズールの比率(16半音目で半分)になるように作ってあります。各Cだけをプロットして間をこのような方法で補間しても十分です。
この表では通常はパイプの直径だけを記入します。この表は風箱を設計するときにパイプの型紙を選ぶために使うのが目的なので他の寸法は不要だからです。
最初に出しました酒田の本間氏は、短期間辻オルガンで働いた後、諸事情でオルガン製作を断念していました。しかし、その夢を捨てきれず工房を作り本業のかたわらオルガンを作っています。
以前から中新田(バッハホールのある町)から小野田を経て尾花沢にぬける道を通ってみたかったのです。尾花沢という名前に惹かれていたので。雨の夜であるにもかかわらずこの道を帰途つかいました。
霧と雨で残念ながら景色は無かったのですが、峠を超える間に合った車は3台、気持ちよく念願を果たした次第でした。