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須藤オルガン工房

仙台白百合学園 1998.9.1

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 ある程度整音が進んでくるとしっかりとした調律の素がほしくなります。

 今日はPraestant 4'をまじめに調律しました。いままではまあまあの調律だったのです。

 小文字のオクターヴで割り振りをして(ナイトハルト I)それを広げます。低音部はパイプの頭を絞るのが大変なので写真のような切りこみをいれて調律できるようにします。画像の紺色の矢印のところ。

 この方法はあまり一般的ではありませんがオーストリアのBartoromaebergという寒村の教会のオルガン(作者名は忘れました)で使っていたのを教わって私は使うようになりました。

 画面の左のパイプは正面のパイプの背中です。その左の木製の出っ張りは背の高いパイプに調律に行くための足載せです。

 オルガンを設計するときには完成後の保守のし易さも十分に考慮に入れなければなりません。


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