vid: minokasagoさん、photo:笹目の休日さん
モデル名 |
T-Rex 150 DFC |
製造会社 |
Align |
操縦系統 |
エルロン、エレベーター、ラダー、モーターコントロール、ピッチ |
ローター径 |
270mm |
機長 |
255mm |
飛行重量 (g) |
75g |
動力ユニット |
純正アウトランナーブラシレスメインモーター |
RC装置 |
純正デジタルサーボ×3 |
T-Rexシリーズで知られるAlign社がリリースしたマイクロ可変ピッチヘリ。3軸ジャイロ搭載でスタビレス、120度CCPMです。メインモーター、テールモーターともにブラシレス・アウトランナーモーターを使用し、マイクリヘリでありながら、十分なパワーを持ち、上級者が扱えば3Dフライトも可能な運動性を持ちます。
本機の大きな特徴は、各プロポメーカーの2.4GHzシステムに対応している点です。
フタバ S-FHSSプロポであれば、そのままバインドでき、フライトできます。また、JR DSMJ, DSM2, DMSS, Spektrum DSM2, DSMXのプロポの場合は、別途サテライトレシーバー(エクストラアンテナ)を用意し、本機に付属するケーブルで受信ユニットに接続することにより、フライトできます。
以前に入手した、DSM2対応のOrangeRX R100サテライトレシーバーを搭載しました。これにより、JRのモジュール式プロポ(PCM9X II、11X ZEROなど)と低出力DSM2モジュール TD2.4LPの組み合わせでフライトが可能となります。
Alignのサイトから取説をダウンロードします(英語・中国語)。
http://ms.align.com.tw/mpeg/manuals/helicopters/RH15E01X.pdf
これにしたがって 、サーボのリバースなどの設定を行い、受信ユニットのスイッチを押して、サーボのニュートラル、ピッチのニュートラルを出しました。
付属のバッテリーには、2セル用バランスコネクタとして使われている3ピンのJST-XHコネクタが直付けされています。筆者の手持ちの充電器では、バランスコネクタ側から充電できないので、2セル直列を取り出すための充電用ケーブルを作りました。たまたま、JST-XH→Thunder Powerバランスコネクタの変換ケーブルがあったので、これにBECコネクタを追加しました。
取説では、デジタルピッチゲージを使ってピッチを測定するように書かれていますが、実際に取り付けてみると、本機のメインブレードはピッチゲージの重さでたわんでしまい、正確なピッチが測れません。筆者は、ブレード端の動作量を測って、Excelの三角関数を使ってピッチ角を求めました。
・参考ページ:マイクロヘリのピッチ測定
受信ユニットのrollダイアルは機首正面から見て12時、gainダイアルも12時位置としました。
2013年12月末、風のない穏やかな日に河川敷で初フライトを試みました。最近はForza450やStingray500を飛ばしていて、マイクロヘリは久しぶりだったので、最初、ちょっと敏感さを感じましたが、なんとかフリップと上空飛行ができました。
2フライト目は、笹目の休日さんに静止画を、minokasagoさんに動画を撮っていただきました(このページトップの動画)。
3フライト目は3Dフライヤーのminokasagoさんにお願いしました。「調整が煮詰まるといろいろできそうです」とのコメントを頂きました。
筆者のレベルでは、ややむずかしい面もありますが、テールが安定しているため、フリップやバンク旋回は容易です。さすがにAlignが満を持して発売しただけあって、完成度の高いマイクロCPヘリに仕上がっていると思います。
2014年2月、スワッシュのガタが気になるようになったので、Microheliの金属スワッシュ MH-TX15012に換装しました。ガタがほとんどなくなり、フライトしてみたところ、舵がきっちり効く感じで、ピッチコントロール、サイクリックコントロールともに操縦しやすくなりました。
2014年4月、Lynxのサイトにユニークなキャノピーが出ました。風通しがよさそうです。早速、LXT150-074(ホワイト)を購入し、手持ちのアクリル・ラッカースプレーでイエローに塗装しました(現在はホワイト、オレンジ、グリーン、イエローの4色が販売されています)。
フライトしてみたところ、視認性がよく、姿勢も把握しやすい感じです。また、純正キャノピーの場合、太陽と機体の位置関係によっては、キャノピー全面が反射して見にくくなることがありますが、このキャノピーはそういうことがありません。デザインは好みが分かれると思いますが、筆者はしばらく使ってみたいと思います。
本機に使われているロータリーサーボは、ケースに入っていてよさそうに思えますが、クラッシュするとギア欠けしやすい、という問題があります。予備ギアあるいは予備サーボを用意しておいた方がよいと思います。ちなみにBlade Nano CPXゃmCPX BLに使われているリニアサーボは、ウォームギアの特性から、クラッシュ時にサーボに力がかかってもギア欠けすることはありません。
last update: 2014.12.02