モデル名 |
Genius CP V2 |
販売 |
Walkera |
操縦系統 |
エルロン、エレベーター、ラダー、ピッチ/モーターコントロール |
ローター径 |
240mm |
機長 |
220mm |
飛行重量 |
42g |
動力ユニット |
ブラシメインモーター、ブラシテールモーター |
RC装置 |
6軸ジャイロ内蔵受信器 RX2644H-D |
シングル・ローター可変ピッチのマイクロヘリ。非常に安定しているので、ホバリングはリビングでも可能です。3軸ジャイロ(Walkeraは6軸ジャイロと呼んでいます)搭載で、スタビレスです。
2〜3m/sの風までは安定してホバでき、フリップも容易です。ただ、筆者はNew V120D02Sでは背面ホバができますが、Mini CPや本機ではまだできません。フリップで反転した後、安定させるのがむずかしいのです。機体が小さく、姿勢が判断しにくいこともあります。筆者の腕の問題もありますが、やはり、小さいヘリはむずかしいといえます。
Mini CP、V120D02S、Master CPの赤黒キャノピーは視認性に問題がありましたが、後発の本機では配色が改善され、視認性がよくなりました。
本機のメインボードには3つのトリマーが付いています。下の写真で左から以下の調整ができます(番号は取説の番号です)。
(11)サーボの動作量(SERVO EXT.)
(10)エレベーター方向のジャイロ感度(ELEV-GS)
(9)エルロン方向のジャイロ感度(AILE-GS)
取説の写真は上下逆ですが、トリマーの調整は下の写真の状態で行った方がわかりやすくなります。この状態で、トリマーを左に回すと弱くなり、右に回すと強くなります。
(11)が弱いとエレベーターとエルロンの効きがにぶくなります。筆者はリビングでのホバでは、写真の位置にしています。プロポ側(ノーマル)はエレベーター 、エルロンともに、デュアルレート100%、エクスポ30%としています。
(10)、(9)が小さいと、エレベーター、エルロン方向の安定性が弱くなりますが、大き過ぎると、スワッシュがハンチングを起こし、ガクガクしたミソスリのような動きをします。室内ホバでは、写真の位置で安定してホバできます。
サイズ、重量、動力系はミニCPとほぼ同じですが、ホバリング安定性は本機が上です。ピッチさえチェックして調整すれば、ほぼ箱出し状態でフライトでき、安定性も高いので、屋外用ヘリとして、お薦めできます。フリップは容易で、テールがよれることはありません。ただ、ダウンで走らせると、加速する傾向があり、一定スピードを維持するのはややむずかしくなります。走らせやすさの点ではブレードmCPXがわずかに上だと思います。
・関連ページ:マイクロヘリのピッチ測定
last updated 2013.05.29