はじめに

 コンセプト

 このエッセイは、クラシック音楽について、世の常識や通説にとらわれない自由な視点からアプローチしてみたいということで書き始めたものです。また知名度は低くても聴くに値すると思われる曲を紹介したり、ちょっとユニークな演奏を紹介することも目的としています。

 このホームページは筆者が一個人として作成しているもので、特定の団体、企業等の意向によるものではありません。ひとりで書いているため、多少主観に問題があるかもしれませんが、目標は「音楽界の暮しの手帖」です。

 このシリーズでタイトル、レーベル/番号を挙げて紹介しているCD, LD, LP, DVD, 書籍は、すべて筆者が選択し、自費で購入したものです。レコード会社等の試聴盤提供や資料提供によるものではありません。


 初出、連番と執筆時期

 このエッセイは、1989年4月より2005年11月まで、雑誌『あんさんぶる』268〜468号(カワイ音楽教育研究会)に、『ちょっとからくち 名曲あらかると』第0回〜第200回(筆名:秋山裕彦)として寄稿した記事にもとづきます。

 1995年5月より、この連載に加筆修正したものを「bogomil's CD collection」と題し、個人メールマガジン配信を開始しました。また同年7月より、BBSザビエル・ネットとニフティ・サーブのクラシック音楽フォーラムFCLAにもポストを開始しました(ハンドルネーム:bogomil)。

 その際、それまでに執筆した75編を見直して加筆修正し、また順番も変更して週1回、配信・ポストしたため、bcc: 001〜079は連番が執筆順となっていません。bcc: 080(1996年4月執筆)以降は、連番が執筆順となっています。

 ウェブページには、しばらくの間、bcc: 001〜040を公開していましたが、2005年11月、『あんさんぶる』の連載が終了したのを期に、これまでの全記事をhtml化することにし、2006年3月までにbcc: 041〜193を追加しました(この際、全編を見直し、若干の加筆修正を行っています)。

 以上のような経緯で執筆、加筆修正してきたため、以下の3バージョンが存在し、それぞれタイトルや記述が異なります。



 Kindle版

2023年1月、1989年から2005年に執筆した200編のうち167編を、以下の5巻に分けてKindle本(電子書籍)として刊行しました。

『クラシック音楽小論集 I』
『クラシック音楽小論集 II』
『クラシック音楽小論集 III』
『クラシック音楽小論集 IV』
『クラシック音楽小論集 V』

このKindle本化に際しては、元の『あんさんぶる』の発行順とし、全体を見直して加筆修正を行い、また関連するYouTube動画へのリンクを記載しました。


 bogomilとは

 中世ブルガリアのキリスト教の一派の名称です。

 ボゴミール派は、ペータルの統治時代(927−969年)に初めてブルガリアにあらわれた。これは、本質的には封建的重圧に対する社会運動であり、形式的には公式教会のドグマから逸脱した異端であった。

(ディミータル・アンゲロフ著/寺島憲治訳『異端の宗派ボゴミール』より)

坂崎 紀
筆者紹介

last updated: 2023.01.25


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