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須藤オルガン工房

大分県臼杵 1998.10.20

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 大分県臼杵での国民文化祭 南蛮文化フェスティバルから先ほど仙台に戻ってきました。 また、出張先から出張でした。

 私の作り掛けのTafelpositiv(テーブルオルガン)を「レクチャーコンサート 中世音楽の夕べ」で使っていただいたためです。

 楽器は工房から羽田に運び空輸、私は仙台から東京経由大分入りし、ライトバンを借りて楽器を積み込み大分で一泊。当日の朝から臼杵に向かい会場で楽器を組立調整。リハーサルに間に合わせました。

プログラムは

〜1部〜

1.豊後に流れたグレゴリオ聖歌
2.伊東マンショの見たヨーロッパと西洋音楽
     Vittoria, Palestrina, Bird 合唱曲
3.宗麟のもとに届けられた「ふいご式」パイプオルガン
4.伊東マンショと生誕450年のビクトリアとの接点

〜2部〜 

1.伊東マンショたちがヨーロッパで聞いた音楽
2.伊東マンショたちが体験した舞曲と舞踏
3.秀吉の前での御前演奏

 1部の3で カベゾンの「騎士の歌によるディフェレンシアス」が演奏されました。 私は吹子押し係りです。足踏みで風を送れるようにし、風圧を下げて整音しなおしたいのでまだ、未完成です。

 画像は会場での練習風景です。背景は「宮崎コールフロイント」です。 宮崎県立芸術劇場のオルガン組立の期間、この合唱団に入れて頂き作業の日々の息抜きをさせていただきました。

 演奏会後半では久保田チェンバロが使われていました。


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