eki: my headphone sysytem

私のヘッドフォンシステム

 筆者は楽器の個性や音楽の細部を聴き取りたいときには以下のヘッドフォンシステムで聴くようにしている。自宅にはラウドスピーカーのシステムもあるが、設置場所の室内音響条件と合わせて音の細部を判断できるほどの再生は不可能だからだ。

 以下の機器で聴けばCDの録音状態の差がよくわかる。またチェンバロやオルガンの個々の微妙な音質差もかなりの程度まで再現できる。

 なお、ダイナミック型ヘッドフォンはアンプやCDプレーヤのヘッドフォンジャックに接続して聴くことができるが、ヘッドフォン用の増幅回路が貧弱で音質がよくないケースが多い。音質を求めるならヘッドフォンアンプを使用することを強くお薦めする。


■ヘッドフォン/イヤースピーカー

●STAX SR-007
 コンデンサー型イヤースピーカー。CDプレーヤーからの信号を、欠落なく、また色づけなくそのまま伝えているように感じられる。解像度、細部の再現性は驚異的。高音はあくまですなおに伸び、低音はきちんと制動されてひずみがない。チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ、オルガンの個々の楽器の微妙な差を聴きわけることができる。またジャズのピアノトリオでは、ベースがきちんと聴こえてくる。このような特質は、STAXのコンデンサー型イヤースピーカーに共通しているので、よいヘッドフォンを求めるなら、予算に応じた価格帯のSTAX製品を選ぶことをお薦めする。

●AKG K501
 ダイナミック型ヘッドフォン。オープンエア型。ダイナミック型としては高解像度で繊細な音を聴かせる。重量約235gとこのクラスにしては軽量で、耳たぶを圧迫しないデザインのため装着感もよい。STAX以外ではまず第一にお薦めしたい。ゼンハイザーもよいが、AKGの方がコストパフォーマンスがよい(内外価格差がゼンハイザーよりは小さい)。現在はK701にモデルチェンジしている。

●audio-technica AT-HW11JPN
 ダイナミック型ヘッドフォン。密閉型。ハウジングは木製で漆仕上げ。解像度、細部の再現性の点ではSR-007やAKG K501に一歩譲るが、 X-CANSと組み合わせると独特の艶と豊かさがあるので録音状態やジャンルによっては音楽を楽しめる。重量340g。販売終了。

【以前使っていた機種】


■ヘッドフォンアンプ/ドライバーユニット

●STAX SRM-313
 スタックスのコンデンサー型イヤースピーカー専用ドライバーユニット(専用アンプ)。SR-007を接続する。

●Musical Fidelity X-CANS
 通常のダイナミックヘッドフォン用アンプ。オーディオ的にやや誇張された音だが、弦楽器などは艶があり、聴きやすい。AT-HW11JPN、K501を接続する。


■CDトランスポート

47研究所 信楽シリーズ model 4716SC
47 Laboratory model 4716SC CD Transport

 トレーを持たず、回転軸に直接ディスクをネジ止めするユニークなデザインのCDトランスポート。ディスクの回転する様子が見える。ピックアップの機械的精度を高めたとのことで、極めて微細な情報まで忠実に読み取っているように感じられる。同軸デジタル出力を model4715DAC(下記)に入力。本体台座と電源部に信楽焼を使用。


■DAコンバーター

47研究所 信楽シリーズ model 4715
47 Laboratory model 4715 D/A Converter

 ノン・オーバーサンプリング、デジタル・フィルターレスのシンプルなDAC。信号経路も極めて短い。本体、電源部共に信楽焼のケースに収められている。ラインケーブルでSRM-313を接続。


■CDプレーヤ

●MARANTZ CD Recorder DR6050
 単体でオーディオCD?ーRの録音ができる2連式CDレコーダー。CDプレーヤーとしてもそこそこの音質を持つ。ラインケーブルでX-CANSを接続する。


■SACDプレーヤー

●マランツ MARANTZ SA8400


■接続

model 4716SC→model 4715→SRM-313→SR-007

SA8400→SRM-313→SR-007

DR6050→X-CANS→ ATH-W11JPN / AKG k501

※model4715からのライン出力には47研究所STRATOS(0.4mm銅単線)による自作ケーブルを使用。


■関連リンク:

・STAX
 スタックスの公式ページ。試聴機を展示している全国販売店の一覧がある。

・STAX Unofficial Page
 スタックスファンが公開しているページ。現行製品の詳細な解説がある。旧機種の解説なども興味深い。

・AKG
 AKGヘッドフォンの輸入代理店ハーマンインターナショナルが公開しているページ。

・オーディオテクニカ
 現行製品だけではなく、生産終了製品のページもある。

・Model 4708 Audio cable kit
 47研究所のオーディオケーブルキットの解説ページ。

・石丸電気本店(秋葉原)
 7階オーディオフロアではスタックスの現行全製品をはじめ、主要なメーカーのヘッドフォンおよびヘッドフォンアンプを試聴できる。環境としては必ずしもよいとはいえないが、自由に試聴でき、装着感がわかるのは大きなメリット。

・ヘッドフォン・ナビ
 ヘッドフォン全般に関する情報サイト。スタックス製品のレビュー、ネット価格一覧もある。


last updated: 2010.01.20

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