モデル名 |
ベクター450 XE |
製造会社/販売会社 |
Gress Aeronautics |
操縦系統 |
エルロン、エレベーター、ラダー、モーターコントロール |
ローター径 |
10"×4.5"×2 |
機長 |
640mm |
飛行重量 (g) |
535g |
動力ユニット |
Vector 450 XEモーター×2 |
RC装置 |
SV1-MVS01サーボ×2 GMMジャイロミキサーモジュール JR-R77S受信機 |
サイドバイサイド2ローター固定ピッチ電動ヘリ。メーカーでは「バイローター birotor」(2ローターの意)と呼んでいます。
左右のローターはそれぞれ、サーボによって前後45度の方向に傾きます。左右モーターは、それぞれ独立したESCで制御されます。
操縦系統は以下の4チャンネルです。
・ピッチ軸(エレベーター):左右ローターの同一方向への傾きで制御。
・ヨー軸(ラダー):左右ローターの逆方向への傾きで制御。
・ロール軸(エルロン):左右ローターの回転の差動で制御。
・上昇/下降:ローター回転数の左右同量の増減で制御。
また、前進飛行時の機首上げを抑えるために、大きな迎角の水平尾翼(半固定)が付いています。この水平尾翼は飛行中には固定ですが、マニュアルには、インドアでは大きめの迎角、アウトドアでは小さめの迎角とするように指示されています。
カーボン素材を多用したキットです。一般的な電動ヘリに比べるとメカニズムは単純なので、短時間で組み上がります。
ポリカーボネート製キャノピーは、専用スプレーで裏塗りします。筆者はまず、#320耐水ペーパーで内側を水研ぎしてスリガラス状にし、表側をマスキングテープと広告チラシでカバーしてから、内側にポリカ用蛍光イエロースプレーを4回、白スプレーを3回吹きつけました。残念ながら小さな糸クズが入ってしまいました。
ABS製の水平尾翼はイエロースプレーを4回吹きました。
まず、サーボを受信機に直接接続してニュートラルを出し、ロッドの長さを調節してモーター/ピボットが水平になるようにします。次にESCを直接、スロットルチャネルに接続し、左右モーターの回転方向をチェックします。
次にGMMジャロミキサーモジュールを接続し、ラダーとエレベーターのニュートラルを見ます。ここでの調整は、GMMのトリマーで調節します。
重心をスパーの位置とするために、機首に50gの重りを積む必要がありました。
試しに、スキッドを左手で持って機体を持ち上げ、モーターを回してコントロールの効きをチェックしてみました。ラダーはよく効きますが、エルロン、エレベーターはかなり効きが鈍い感じです。送信機のD/Rで調整しましたが、エレベーターはまだ鈍い感じです。
2010年3月中旬、テストホバを試みましたが、浮上した後、前後左右に暴れてしまい、クラッシュし、左右のプロペラを破損、サーボギアも欠けてしまいました。水平尾翼も外れましたが、接着箇所が外れただけだったので、再接着で修理できました。サーボは手持ちのHitec HS65MGに換装しようと思います。原因を考えてみましたが、どうも、エレベータージャイロとエルロンジャイロのゲインが足りなかったようです。
2010.03.15