fly with the wind


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osamu's rc flight

スカイ・エルブス
Sky Elves


vid: Cosmotec

モデル名

Sky Elves

製造/販売

NFD/コスモテック

操縦系統

エルロン(スポイロン)、エレベーター、ラダー、モーターコントロール

翼 幅

1600mm

機 長

930mm

翼面積

n.d.

飛行重量

690g

動力

アウトランナーブラシレスモーター
9x6折りたたみプロペラ
20Aスピードコントローラー
Turnigy 3S1300mAh25Cリポバッテリー

RC装置

9gサーボ×4(搭載済み)

1.概 要

 モーター、アンプ、サーボ搭載済み、リンケージパーツ取り付け済みの完成機です。受信機とバッテリーの搭載で飛行できます。主翼は2分割で、アルミパイプのカンザシで接続します。カンザシ受けは角パイプです。水平尾翼は2本のビスで垂直尾翼に取り付けるようになっています。主翼上面には透明フィルムが張られていて、平滑になっています。

 筆者はシンプルなスポイロン仕様としましたが、主翼にはフラップも装備できるようになっています(別途フラップサーボが2個必要です)。

2.改造・変更点

・キャノピー後方の胴体左右側面をけずり、排気口の役割を持たせました。
・リューターに回転砥石を取り付け、モーターシャフトを3mmカット。
・エレベーターロッドが短かったので、エレベーターサーボの向きを180度かえました。
・ESCのT型コネクタを、手持ちのバッテリーに合わせるためにXT-60に交換。
・車輪は取り付けず、取り付け部の長穴はEPPブロックで埋め、テープを張りました。

3.フライト

 2011年6月中旬に初フライトしました。モーターダウンスラストが少ないために、フルパワーでは機首上げを起こしますので、ダウンを当てながら、階段状に上昇させます。パワーは十分で、モーターラン20〜30秒でサーマル高度に到達します。モーターを止め、サーマルを探します。高度が下がってきたところで、再びモーターオン。滑空性能は良好で、操縦性もクセがなく、素直です。モーターラン計4分、トータル8分55秒のフライトとなりました。

 2フライト目には中スローで水平飛行を試みましたが、ダウンスラストが少ないため、やや不安定になります。この機体には、フルパワーで高度をとり、モーターオフで滑空させてサーマルを探す、というフライトスタイルが適していると思います。

 3フライト目は、どこまで滞空時間を伸ばせるか、チャレンジしてみました。10〜20秒のフルパワークライムを繰り返すことで、トータル29分30秒、フライトしました。モーターランは計4分です。これだけ飛べば、じゅうぶんにサーマルソアリングを楽しめます。予想以上の性能で、うれしくなりました。

 その後、日を改めて2フライトしましたが、15〜25分の滞空は容易です。ただ、気温が高くなるとリポが活性化するようで、電流消費が大きくなるため、3S1300mAhを使用する場合、夏場はモーターランを3分〜3分30秒ぐらいにとどめた方がよさそうです。

4.強風土手フライト

 2011年6月下旬、10〜12m/sの南風の中、河川敷の土手でフライトしました。重心位置は変えず、エレベータートリムを5コマダウンにし、空中分解覚悟、墜落覚悟で投げましたが、なんと風に負けずにフライトを継続できてしまいました。スロープソアリング式に土手斜面上空5〜10mを横8の字でフライトさせます。旋回は常に風上側。つまり、自分の右側では左旋回、自分の左側では右旋回として、風下を向かせないようにします。エンコン中スローでを高度を維持します。

 3分でモーターをカットし、土手斜面に横向きに降ろしました。幸い、丈の高い草が茂っているので、機体は無傷。この日はさらにもう1フライトしました。

 主翼強度は問題なく、強風下でも、しなることはありません。尾翼強度も問題ありません。エレベーターもしっかり効きますので、胴体の強度もじゅうぶんのようです。ただ、この日は猛暑で、30℃超えだったこともあり、アンプはけっこう熱くなっていました。

Sky Elves

Sky Elves

Photo: 笹目の休日さん

last updated: 2011.06.29



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