モデル名 | Saga (Sonic) |
製造会社/販売会社 | Vladimir Model/ FVK |
構 造 | カーボンDボックス、バルサリブ・フィルム貼り主翼 |
操縦系統 | エルロン(フルフラッペロン) |
翼 幅 (mm) | 1500 |
翼面積 (dm2) | 26.7 |
翼 型 | MH 32 mod. 7% |
飛行重量 (g) | 320 |
RC装置 |
OK 1809サーボ*2(エルロン) |
この機体はもともとはハンドランチ(DLG/SAL)機ですが、筆者は微風/無風スロープ用、中風土手ソアリング用として飛ばしています。
・微風/無風スロープ
せっかくスロープサイトに行ったのに、風がピタッと止んでしまって飛ばせない、ということがあります。そういうとき、この機体のような軽量ハンドランチ機を持っていると意外とよく飛んでくれることがあります。斜面を上がってくるごく弱い上昇風や小さなサーマルに乗せることができるからです。最近のハンドランチグライダーは薄翼で侵入性がよく、しかも強度もあるので、適度な風が吹いているときにも楽しめます。
・中風土手ソアリング
土手は高低差があまりないので、水平方向の風が強くても上昇風(垂直方向のベクトル)はそれほどでもありません。このため軽量サーマル機は風に負けて流されてしまい、かといって翼面荷重30g/dm2以上のスロープ機では浮かずに降りてしまいます。
そんなときがこの機体の出番です。薄翼で侵入性がよいので、平均6m/s、最大8m/sの風でもバラストなしで飛行できます。
この機体の主翼はカーボンDボックスとカーボンスパーで構成されているため、ねじれ剛性が高く、さらにエルロンがカーボンパイプヒンジで接続されているため剛性が高く、中風で飛行させても主翼がしなったりエルロンが負けたりすることがありません。そのためにエルロンの反応がよく、6〜8m/sの乱れた風の中でも適切にコントロールすることができます。
ただ、これくらいの風になると着陸時に機体を壊すことが多くなるので、筆者は着陸時には土手を降りて河川敷の平地に着陸させるようにしています。
last modified: 2008.08.16