モデル名 |
Paradise |
販売 |
AquaCraft / A Main Hobbies |
操縦系統 |
ラダー、セール |
艇 長 |
660mm |
材 質 |
グラスファイバー船体、アルミパイプマスト、ブーム、リップストップナイロン・セール |
RC装置 |
JR RG612BX 2.4GHz 受信機 |
手ごろなサイズのラジコンヨット。メカ搭載済み、完成艇です。ラダー、キールは脱着可能で、マストも2本のコントロールラインと6本の索を外せば比較的容易に取り外せるので、保管・運搬が楽です。だいぶ古い製品(2006年のRC-Universeのスレッドに出てきます)なので、RC-GroupsやRC-Universeでは欠点も多く指摘されていて、このサイズのラジコンヨットでは、多くの人がマイクロマジック(グラウプナー)を推薦しています。しかしRC-GroupsやRC-Universeには改造方法も出ているので、改造を前提に2015年7月にA Main Hobbiesから購入しました。75MHz AM送受信機付き、送料込みで22,633円でした。なお、2.4GHz送受信機付きのキットも販売されています。
本艇は微風時、弱風時にはそこそこの帆走をするようですが、風には弱いようです。中風でも帆走できるように、以下の2点の改造を行いました。
・ラダーの面積を増やす:0.4mmカーボンシートを貼り合わせて、純正のラダーに追加。
・バルブを重くする:純正のバルブを切り離し、600gのバルブ(MX Components製)に交換。
これにより、中風時にも適度なヒールで、適度なスピードで帆走できるようになりました。弱風時の帆走性能は悪くなりますが、ラダー、キールとも、純正品にもどすことが可能なので、条件によって使い分けようと思っています。
この他、細かい点では、ハッチ周辺の手すりや舵輪などの装飾を取り去り、テープでシールしやすくしました。またラダー取り付け時には、毎回、シャフトに少量のRCボート用グリスを塗布するようにしています。これにより、浸水を最小限に抑えることができるようになりました。
筆者の購入したキットには、75MHz AM送受信機が付属していましたが、プロポの操作性が悪いので、受信機をJR RG612BXに換え、XG6をモード2に変更して使うことにしました。スプリングを外した左スティック上下でセールを操作し、右スティックの左右でラダーを操作します。また、この送受信機を使用すれば、テレメトリー機能によって受信機電源の電圧がプロポのディスプレイに表示されます。ヨットの場合、1回の帆走が20〜30分になり、1時間を超えることもしばしばなので、この機能は非常に役に立ちます。エネループ単3を使用した場合、トータル2時間の帆走をした後の受信機電源電圧は5.1V前後で、おそらく3時間以上の使用が可能と考えられます。なお4.6Vで受信機電源アラームが鳴るように設定しています。
セールサーボ、ラダーサーボはAquaCraft SX-100が付属していました。このサーボはフタバS3003相当品のようです。ラダー面積を増やしたため、ラダーサーボはハイトルクで定評のあるフタバS3010に交換しました。セールサーボも、たまたま手持ちのあったSpektrum S100サーボ(金属ギア)に交換しました。
2015年8月下旬、中風(3〜5m/s)のS湖で帆走させてみました。とりあえずは問題なく帆走しました。以下の動画は、デジカメを左手に持ち、右手でラダーを操作しながら撮影したものです。筆者は、のんびり帆走を楽しみたい方なので、このヨットには満足しています。
製品紹介ページ(英文):Paradise
last updated: 2016.02.07