モデル名 |
ミニ L-39 |
販売 |
SkyAngel / HobbyKing |
操縦系統 |
エルロン、エレベーター、モーターコントロール |
翼 幅 |
550mm |
機 長 |
718mm |
飛行重量 |
356g |
動力 |
50mmダクテッドファンユニット |
RC装置 |
9gサーボ×3(エルロン、レベーター) |
電動ダクテッドファン機。塗装済みARF キット。ノーズコーン、主尾翼の接着、リンケージ、受信機の搭載で完成します。この機体はBreitling仕様。他に、赤バージョンもあります。
キットにはエルロンサーボ2個を接続するためのYハーネスで付属していますが、筆者はフラッペロン/スポイロン動作をさせるためにYハーネスは使用していません。
筆者は香港のHobbyKingから購入しましたが、国内ではロビンさんが赤バージョンを販売されています。
機体にはサーボ取り付け済みでしたが、エレベーターサーボのリード線はダクト内を通さず、胴体側面に添わせ、主翼付近で胴体内に入れるようにしました。
機首は長いのですが、テールヘビーとなり、3S800mAhバッテリーでは重心が合わないため、3S1000mAh20Cバッテリーを搭載することにしました。
重心を正確にチェックするため、主翼下面にテグスを取り付け、機体を裏返した状態でつり下げて水平になるようにバッテリー位置を調節します。この方式は正確に重心位置をチェックでき、またフィールドでも容易に重心位置をチェックできます。
なお、この機体は、主翼が脱着式になっていて、保管・運搬が楽です。このシリーズでは、T-33も主翼が脱着式のようです。
2011年1月下旬、初フライトを行いました。SHIROさんのアドバイスで、エルロンとエレベーターは40%のエクスポをかけ、KZ山さんの手投げでスタートしました。トリムは問題なく、適度な速度でフライトしましたが、着陸時に速度が速めで葦にひっかけてしまい、胴体がエアインテークの箇所で折れてしまいました。
早速、ねりわさ(Scotchプラスチック用強力接着剤6225N)で接着、またSHIROさんに梱包テープで補強していただきました。30分で修理完了、再フライトは編隊飛行です。F-9Fパンサー、A-4、F-35、ジェッタイガーとにぎやかです。再びKZ山さんに投げていただき、今度は着陸もうまくいきましたが、主翼下面のエルロンサーボ保護のための発泡ブロックが左右とも外れました。これも、ねりわさで接着。このフライトを、SHIROさんのF9Fパンサーのオンボードカメラが撮影した動画です。筆者のL-39も何回かちらっと登場します。
3フライト目はF-9Fパンサー、Mig15とのフライト。2コマダウントリムでスピードに乗ったフライトをしました。今回は着陸もうまくいって、無傷。
後退角がないためか、旋回時に巻き込むようなクセがなく、エレベータアップでタイトなターンができます。スピードもあり、軽快なフライトを楽しめます。濃い青はやや視認性がよくないですが、黄色い垂直尾翼はよく見えます。モーターオフでの滑空も素直で、調整がとれれば着陸はそれほどむずかしくありません。飛ばして楽しい機体です。
テールモーメントが短いため、エレベーターの効きはよくありません。筆者はエレベーターを上下10mmに設定しています。特に着陸時にフルアップで減速させるために、アップ側は大きくした方がよいと思います。そのぶん、EXPを30%かけて、ニュートラル付近の動きを抑えています。エルロンの効きは強めですので、上下5mmにし、30%のEXPをかけています。この機体では、バッテリー、ファンユニットなどの重量物が主翼よりも上に位置するため、バンク角がある限度を超えると、急激にバンクが大きくなる傾向があります。高速旋回時は問題ないですが、着陸時、速度を落としたときには、ややエルロン方向が不安定になるので、エルロンは弱めにしています。
2010年4月中旬、GWS EDF50E (EDF2030X5、5枚ブレード)5800KVに、ESCをCastle Creations Thundrbird 36に換装しました(ロビンさんから購入)。3S1300mAh25Cバッテリー使用時で静止24A流れます。バッテリーが大きくなったので飛行重量はやや大きくなりますが、フライトは軽快で、音も純正よりも静かになりました。また、機体に慣れてきたことも遭って、ひとりで手投げできるようになりました。筆者は胴体上部の重心位置付近を持って、アンダーハンドで手投げしています。
2011年5月上旬、本機に搭載していたEDFユニットとESCをF-18に搭載、F-16に搭載していたGWS EDF50D (EDF2030X3)5800KV(ロビンさんから購入)を本機に載せ替えました。ESCはCastle Creations Phoenix 25です。このユニットは3枚ブレードで負荷が軽く、3S1300mAh25Cバッテリー使用時で静止16A流れます。軽量のF-16は軽快にフライトしましたが、修理で重くなった本機では、ちょっと不安がありました。しかし実際にフライトしてみたところ、5枚ブレードほどには速くはないものの、純正ユニットよりは速く、じゅうぶん楽しめるフライトができました。現在の飛行重量は401g(機体289g、3S1300mAh25Cバッテリー112g)です。何回もクラッシュして修理を繰り返しているため、新品時よりも重くなっています。
last updated: 2011.05.11