モデル名 |
ミニ F-16 |
販売 |
SkyAngel / HobbyKing |
操縦系統 |
エルロン、エレベーター、モーターコントロール |
翼 幅 |
530mm |
機 長 |
680mm |
飛行重量 |
288g |
動力 |
50mmダクテッドファンユニット |
RC装置 |
Zebra ZS F-135サーボ×2(エルロン/レベーター、エレボン設定) |
電動ダクテッドファン機。塗装済みARF キット。ノーズコーン、主尾翼の接着、リンケージ、受信機の搭載で完成します。この機体はサンダーバーズ仕様のため、上面はほとんど白で無塗装です。このため、J-Power/SkyAngel の50mm EDFシリーズの中では軽量に仕上がります。
右エルロンと右エレベーター、左エルロンと左エレベーターがそれぞれ1個のサーボで駆動され、プロポ側はエレボンの設定とする独特のコントロール方式です。
筆者は香港のHobbyKingから購入しましたが、国内ではロビンさんが販売されています。
HobbyKingプロモーションビデオ:
機体にはサーボ取り付け済みでしたが、左サーボが振り切れて動作しないため、左右ともZebra ZS F-135に交換しました。また、サーボリード線はダクト内を通さず、胴体側面に添わせ、主翼前縁付近で胴体内に入れるようにしました。
キットには3車輪のランディングギアと、主翼に取り付けるミサイル6本が付属していますが、重量増加と抵抗増加になるので、筆者は取り付けていません。
めずらしくノーズヘビーとなり、バッテリー位置をかなり下げて、指定重心となりました。また、飛行重量は288gと、このシリーズの中ではかなり軽量で仕上がりました。
2011年1月上旬、初フライトを行いました。SHIROさんのアドバイスで、胴体下面にテープを貼り、各舵のチェックを行い、SHIROさんの手投げでスタートしました。小生にはスピードが速く、気が抜けないので、自分でトリムを調整する余裕がありません。かなりダウントリムで、エレベーターを弾き続ける必要があり、またエルロンがやや左だったため、SHIROさんにトリムを調整していだきました。EXPOを強くしたため、舵はそれほど敏感ではなく、また軽量のためスロットル70%ぐらいで水平飛行します。着陸時にも適度に速度を落とすことができ、機体を壊すことなく着陸できました。
2フライト目は自分で手投げしました。スタートは問題ありませんでしたが、右旋回で風下に回すときに高度が低く、土手裏の乱流に入って失速し、クラッシュしました。ノーズコーンが外れ、ダクテッドファンも胴体内で外れてヒビが入りました。また、インペラのブレードがすべて破損してしまいました。
現場で、SHIROさんにファンのヒビを補修していただきました。また、帰宅後、調べてみると、左水平尾翼の根元の接着がはずれていました。外れたパーツを再接着し、機首部のしわや歪みは、ヘアドライヤーの熱風を10cmぐらいの距離から少しずつあてて修正しました。インペラは、ロビンさんに在庫がありましたので、送っていただき、交換しました。
当初はESCにBECコネクタを使っていましたが、容量に不安があるので、Deans-Ulta(T型)に交換しました。電流値を測ってみたところ、最大で20A近く流れます。これでは800mAh20Cリポと20A ESCには負荷が過大になるので、プロポのスロットルカーブの最大値を90%にし、最大電流を16Aに規制しました。
これまでは、電動ダクテッドファンは加速性能が悪いので、舗装された滑走路かカタパルトが必要と思っていましたが、このJ-Powerのシリーズは手投げで飛んでしまうので、手軽に楽しめます。また、従来の他社のキットに比べて、スケール感がよいのも特徴です。フライト性能もよく、多少の風でも飛ばすことができ、しかも安価、修理も容易と、なかなかよい機体だと思います。
2010年3月上旬、GWSのEDFユニット、GWEDF050D(EDF2030X3)に換装しました(ロビンさんから購入)。5800KVのインランナーモーター、インペラは3枚ブレードです。純正ユニットとほとんど同じサイズなので、特に加工することなく換装できました。ベンチで初期14A流れますので、3S800〜850 20Cリポにはちょうどよい負荷だと思います。高回転で音はかなり甲高いですが、フライトしてみると純正ユニットよりも静かな感じです。純正よりもパワーはややマイルドになりますが、手投げは問題なく、適度なスピードで、軽快なフライトが楽しめます。
2010年5月上旬、DonsRCより購入したWimotec micro fanと、Wicked 6000KVアウトランナーモーター、Pentium 40 ESCに換装しました。このパワーユニットは、当初、T-33に搭載したのですが、初フライトでクラッシュさせてしまいました。機体のダメージは大きかったものの、EDFとアンプは無事でしたので、あれこれ考えた結果、機体そのものがもっとも軽量なF-16に搭載することにしました。このユニトは静止状態で36A流れますので、バッテリーは3S1800mAh 30Cを使用します(コネクタはXT60)。このバッテリーを搭載すると、F-16はかなりノーズヘビーになるため、受信機を機首開口部よりも10mm後方の天井部分に取り付け、バッテリーをギリギリまで後退させることで、なんとか重心位置を55mmとすることができました。キット指定は60mmですので、5mm前重心となりましたが、これならアップトリムで飛行可能と考えました。
また、このユニットはパワーが出るため、水平尾翼まわりをカーボン薄板で補強し、主翼上下面の中央部分を梱包テープで補強しました。
飛行重量は446gとなり、ちょっと緊張します。KZ山さんに手投げをお願いしました。パワーは十分で、機体はまっすぐに上昇していきます。スピードはかなり速く、旋回半径が大きくなります。あまり急激な旋回をすると主翼強度が心配です。GWSの3枚ブレードとはまったく違った飛びっぷりです。着陸には緊張しましたが、パワーオフで滑空させ、接地直前にアップを引くことで、なんとか機体を壊さずに着陸させることができました。以下の写真は、このフライトを、笹目の休日さんに撮影していただいたものです。
last updated: 2011.05.09