コブウェブII
Cobweb II

・概　要

　インドア（とっていも機体はけっこう大きいですから体育館）あるいは無風時の屋外で飛行させるスローフライヤーです。シュトゥーベンフリーゲStubenfliege（独Braun Modeltechnik 製）のクローンといってよいでしょう。

・構　造

　主尾翼はカーボンロッドとリップストップナイロンで構成され、胴体はカーボンパイプです。

・飛行特性

　2006年３月中旬、風の穏やかな日の午前中に初飛行しました。確かに非常に低速で飛行します。使用したドライブシステムはオーバーパワーで、スロットルは20〜30%でじゅうぶん飛行します。プロペラは１サイズ下げて7×3でも飛行しました。

・機体強度は不足

　この機体はカーボン製ですが、筆者が入手したものはカーボンロッドの樹脂がやわらかく、風であおられて転倒したときに主翼の円弧部分が数カ所、折れてしまいました。パイプで補強しようとしましたが、力をかけると他の部分がグズグズ折れてしまい、修理不能となりました。

　屋外では無風時しか飛ばせず（2m/sでは苦しくなります）、かといって筆者は体育館で飛ばすこともなかなかできないので、この機体はスクラップとしました。胴体のカーボンパイプもあまり強度がありませんでした。

　この価格（39.9USD）ではこの程度なのか、あるいは筆者の入手したキットが外れ（品質管理が甘い？）だったのでしょう。取り扱いには注意が必要です。

last updated: 2006.07.18