fly with the wind


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osamu's rc flight

ミニュームシタブリア
Minium Citabria

Minium Citabria

モデル名

ミニューム シタブリア

販売会社

京商

操縦系統

ラダー、エレベーター
モーターコントロール

翼幅(mm)

420

機長(mm)

335

翼面積(dm2)

3.3

飛行重量 (g)

約22

翼型
アンダーカンバー
動力ユニット

ギアダウンモーター
D100×P60プロペラ
3.7V70mAhリチウムポリマーバッテリー

RC装置 2.4GHzシステム

・概 要

 手軽に飛ばせる小型電動RCプレーンです。送受信機付き完成機、ミニュームプレーン・シリーズの第2弾で、第1弾のセスナ210センチュリオンに比べて翼面積が大きくなり、主翼翼型がアンダーカンバーのため、より低速飛行が可能となっています。無風〜微風の屋外および体育館などの広いインドアで飛行可能です。レディセットには完成機体、送信機、リポバッテリー、充電器(機体スタンド兼用)が含まれます。あとは送信機用に単3アルカリ4本、充電器用に単3アルカリ4本を用意し、バッテリーを充電すれば飛行可能です。

・構 造

 主尾翼、胴体は発泡スチロール製、デカール貼り済み、メカ、動力ユニット搭載済み、リンケージ取り付け済みの完成機です。ストラットが付属していますが、強度上の機能はなく、外見上だけのものですので、筆者は取り付けていません。

・フライト

 無風〜微風であれば、野球のグランド程度の屋外で飛行可能です。また、一般的な公立小学校の体育館ぐらいの屋内でも飛行可能です。

 筆者は送信機を右手に持ち、機体を左手に持ってエンコンフルハイで軽く機体を押し出すようにして飛ばしています。地面が平滑であれば、滑走離陸もできそうです。

 機体は正確に製作されていて、エレベータートリムを数コマ調整するだけできちんと飛行します。飛行特性はマイルドで自律安定性も適度にあり、ラダー、エレベーターの反応も必要充分です。ただし、アンダーカンバー翼型のためエレベーターダウンがある限界を超えると強い機首下げを起こすので注意が必要です。飛行時間は正確に測定していませんが、屋外でのややパワーを上げたフライトでも8〜10分は飛ばせそうです(メーカーはスローフライトで15分としています)。

 フルパワーでわずかにエレベーターダウンを打って加速し、フルアップを引けば宙返りもできます。

 着陸時には高度3〜5mでモーターを止め、エレベーターで姿勢をコントロールすれば適度な進入角度でゆっくりと降りてきます。

・送信機の操作性

 セットの送信機のスロットル(エンコン)スティックはスプリングでニュートラルにもどるようになっており、スロットルは上半分しか効かないので、通常の送信機と勝手が違い、慣れるまで時間がかかりました。ひとつの送信機でモード1とモード2を簡単に切り替えるため、また初心者向けにスティックから手を離せばモーターが止まるように配慮されていると思われますが、操作性はよくありません。また初心者がこの送信機に慣れると、通常の送信機に移行したときに戸惑うことも考えられますので、改善してほしいところです。

・初心者・入門者へのアドバイス

 この機体は本格的な3チャンネル機でありながら小型軽量で危険性が小さく、墜落時のダメージも小さいので、ラジコン入門に適しています。いわゆるトイラジのラジコン飛行機と比べると価格はやや割高に感じられるかも知れませんが、性能、品質、パーツ入手性などを考えればむしろ安価といえると思います。

 初心者が飛行する場合は、取説の注意事項に加えて、以下の点に気を付けるとよいでしょう。

1)屋外で飛ばす場合は、早朝など、風がないときに飛行します。これは絶対条件です。風がある、と肌に感じる状態(風速1〜2m/s以上、木の枝がゆれる風)では、この機体はかなり影響を受けるので、初心者には飛ばしにくくなります(追い風で飛行するとラダーの効きが悪くなり、風上に向けてももどってこないことがあります)。

2)できるだけ草地で飛ばします。この機体は軽いので、草地で飛ばせば墜落させてもほとんど破損することはありません。しかしアスファルト、コンクリートの地面では、いくら軽量とはいえ、プロペラや主翼を破損する確率が高くなります。

3)舵は小さく、短く。初心者はラダー、エレベーターを大きく操作しがちで、機体の姿勢をくずしがちです。適度な舵の感覚がつかめるまではスティックを倒したままにせず、ごくわずかにチョン、チョンと常にニュートラルにもどしながら打つようにします。

4)慣れてきたら当て舵を打つようにします。たとえば左旋回をさせようとして左ラダーを打ったら、その後に小さな右舵を打ちます。この小さな右舵のことを当て舵といいます。飛行機は、舵を打つとその方向に加速度的に動いて行きますので、逆の舵を打って動きをとめなければならないのです。

5)ある程度飛行を継続できるようになったら対面操作の練習をします。機体が自分に向かって飛んでくるとき、ついついラダーを逆に打ってしまいがちです。送信機を持ってイメージトレーニングするだけでもけっこう効果がありますので、練習して下さい。最初は身体をねじって送信機のアンテナを常に機体の進行方向に向けるようにすると対面操作が楽にできます。

6)ラジコン・シミュレータで練習すると、前述の対面操作などを短時間でマスターでき、機体を壊したり紛失したりすることもなくなります。比較的安価なものもありますので、ぜひシミュレータで練習されることをお薦めします。

・関連ページ:RCフライトシミュレータ

last updated: 2009.11.15



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