fly with the wind


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osamu's rc flight

アルテグラ F3K
Ultegra F3K

モデル名

アルテグラ Ultegra F3K

製造会社/販売会社

Stratair /コスモテック

構  造

グラス・ディッサー・ローハセル・シャーレ主翼
グラス・ローハセル・シャーレ尾翼
カーボン・ポッド&ブーム胴体

操縦系統

エルロン、エレベーター、ラダー

翼  幅 (mm)

1491

翼面積 (dm2)

20.6

飛行重量 (g)

262.5

RC装置

Dymond D60*2(エルロン)
Dymond D47*2(エレベーター、ラダー)
SANWA 92664受信機
4.8V400/350mAh NiMHバッテリー

 

1.概 要

 フルサイズDLG。サーボがすべて主翼に内蔵されているのが大きな特徴です。胴体先端にはバッテリーと受信機が入っているだけです。このため、胴体は極めて細く、機首が長めに見えます。またこの胴体は7.4%厚、2%カンバーの翼型をしているとのことです。

 主翼は縦横比が大きめ(10.8)、テーパー比もやや大きめです。翼中央と翼端はカーボンクロスで補強されています。また前縁はカーボンロービングで補強されています。

 水平尾翼、垂直尾翼も縦横比が大きくなっています。エルロン、ラダー、エレベーターはケブラーで補強されたスキンヒンジです。

2.組み立て

 準完成機で、エルロンサーボ2個とラーダ、エレベーターサーボ2個が工場で主翼に組み込まれています。今回、筆者はさらにStratair社の組み立てサービス(Bauservice)を利用しましたので、垂直尾翼の取り付けとランチ・ブレードの取り付け、受信機の搭載で完成しました。ランチ・ブレードは純正品が別売で、うっかり注文し忘れたので、手持ちの0.25tカーボンシートを4枚、エポキシでラミネートして作り、取り付けました。

 エレベーターとラダーは舵面にトーションスプリングを組み込み、サーボからスチール撚り線で引く方式です。サーボの引き側でエレベーターアップ、右ラダーです。エルロンは下ヒンジ/上ホーンで、ロッドが翼下面に露出しません。胴体は非常に細く、強度を維持するために開口部が小さいので、小型受信機でないと搭載がむずかしくなります。受信機バッテリーも細くないと機首に搭載できません。長万部航空機のチビ電君(4.8V350mAhニッケル水素電池)は搭載可能ですが、CR2は2本直列でも入りません。

 なお、メーカー指定の重心位置とするため、機首に約10gの板鉛を積みました。

3.初フライト

 2009年9月上旬、無風の早朝にテストフライトを行いました。軽く手投げしてみるとややダウン気味です。数回、手投げをして数コマ、アップトリムとします。次に軽くディスカス・ランチしてみます。エルロンは2mm上げます。筆者の腕力ではあまり高度が取れませんが、まっすぐに上がっていきます。各舵の効きはマイルドで、旋回性も問題ありません。非常にフラットな滑空をします。かなり低速で飛ばしてみましたが、翼端失速の傾向は皆無です。早朝でまだサーマルがほとんどありませんが、1回、わずかに手応えがあり、小半径の旋回を試みました。エレベーターアップを引くことで高度を落とさずにフラットな旋回ができました。

 メーカーの指定では、エルロンは差動なしの上下15mm、エルロン→ラダーミキシングは3〜5mmとごくわずか、ラダー最大舵角10mmと、ユニークな設定となっています。ラダーを大きく動かすことによる抵抗の増加を嫌ったのでしょうか。

4.その後

4.1. 笹目でお披露目

 2009年9月中旬、笹目のみなさんとフライトしました。N井さん、笹目さん、M本さんに投げていただきましたが、パワーのある方が投げるとランチブレードにかなり力がかかるようで、接着がはがれてしまいました。急遽、S田さんが現場でグラスパウダー、瞬間、アクセラレータを使って修理してくださり、フライトが継続できました。

 みなさんからは、低抵抗、おだやかな飛行特性、重心はもう少し下げられるのでは、というご意見をいただきました。またKZ山さんにはランチフォームの指導もしていただきました。この機体の性能を発揮できるように練習したいと思います。

4.2. サーマル・ゲット!

 2009年9月中旬、朝7時半ごろに、河川敷のグランドにランチの練習に行きました。腕を伸ばし、胸を張って機体を引っ張る感じでランチするように練習を繰り返したところ、獲得高度が少し高くなりました(あくまで筆者の当社比アップです)。また、リリース時に「シュッ」という音がするようになり、機速も速くなってきた感じです。筆者のような小柄で腕力のないフライヤーでもそこそこの高度が取れるということは、抵抗が少なく、揚抗比が大きいということだろうと思います。

 タイトな旋回時にややノーズを下げることがあったので、エルロンに15%ほどリバースデファレンシャル(上げを小さく、下げを大きく)をかけてみたところ、だいぶ旋回しやすくなり、9時頃にはサーマルに乗せて上昇させることができました。重心は、キット指定は前縁から64mmですが、少し下げて68mmでフライトしています。

 低空での滑空の伸びがよく、舵もよくきき、旋回させても高度が落ちません。着陸もだいぶ慣れてきました。

4.3. SD-10Gを使う

 2009年9月下旬、サンワ/エアトロニクスから新たに発売された2.4GHzプロポ、SD-10Gを購入、軽量6チャンネル受信機92664を本機に搭載してみました。92664は40.5×16.5×11mm、6g(ケースなし4.7g)と小型軽量で、本機の細い胴体にも余裕で搭載できます。アンテナは18cmほどありますのでカーボン胴体への搭載の自由度が高く、本機では約15cm胴体の外に出しました。

 SD-10Gは非常に多機能で、グライダー用の各種機能を搭載しています。現在は小型のハンドランチ機でも、各種フライトモード、ミキシングを使用しますので、このクラスのプロポが必要です。筆者はスイッチ6、5、4にそれぞれ、ランチ、クルーズ、サーマル(可変カンバーとエレベーター補正)を設定し、クロウ(バタフライ)でエルロン(フラッペロン)を下げるように設定しました。

 液晶画面はそれほど大きくはないのですが、各種設定画面はよく考えられたレイアウトで見やすく、またメニュー構成とスイッチ操作もよく考えられていて、最初にざっと取説に目を通せば、あとは取説がなくても迷うことなく各種設定ができます。

 プロポセットには標準で送信機用ニッケル水素バッテリー(7.2V1500mAh)とAC急速充電器が含まれています。7.2Vパック(6セル)のため、9.6Vパック(8セル)に比べて軽量で、プロポ全体の重量も940gと軽くなっています。

 これまで使用していたJR PCM-9Xに比べるとやや厚みがあるため、最初はちょっとホールドに違和感がありましたが、すぐに慣れました。非常に使いやすいプロポで、機能と操作性、小型軽量の92664受信機が使えること、コストパフォーマンスを総合すると、現時点でのベスト・グライダー用プロポではないかと思います。

 本機で使用してみて、便利な機能、特徴を以下に挙げます。

 また、個人的には以下の点が改善されると、さらに使いやすいプロポになると思います。

4.4. 空戦フラップ

 2009年11月上旬、風のない穏やかな日にフライトしました。M本さんから、空戦フラップ(スナップフラップ)を使うとよい、というアドバイスをいただいたので、SG-10Gで設定してみました。エレベーターアップでフラップを下げるミキシングです(ダウンではミキシングはかかりません)。アルテグラのマニュアルでは2mm下げ、という控えめな量ですが、もう少し多くしてもよさそうです。このミキシングを使うと、高度を維持した小半径の旋回が容易になるようです。


・Stratair: Ultegra F3K

・コスモテック

・クラフトるうむ:SD-10G

last modified: 2010.01.12



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