fly with the windRCグライダー入門


fly with the wind
osamu's RC flight

サイレントドリーム 2.5
Silent Dream 2.5

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silent dream 2.5

モデル名

サイレントドリーム 2.5

販売会社

FVK/Sano Factiory

構  造

バルサリブ組主尾翼フィルム貼り、
エポキシ・グラス胴体。

操縦系統

エルロン(スポイロン)、ラダー、
エレベーター(V尾翼)、モーター

翼  幅

2500 mm

翼面積

46.5 dm2

翼  型

S-7055 mod.

重  量

1746 g(7セル1700SCR搭載時)

モーター

ウェブラ15-7
クルーゼ・イントロギア 750 (2.4:1)

スピードコントローラー

シュルツェslim50be

プロペラ

エアロノートCAM14*8

バッテリー

7セル1700SCR、7セル2000SCR

RC装置

R-NER638XZ受信器, 4* NES-341サーボ


【構 造】

主 翼:木製(スプルース?)スパーにバルサリブ組、前半プランクD チューブ構造、透明黄色フィルム貼り(エルロンは紫フィルム)3分割。なお各翼端の2本の赤カスケードライン(オラトリム)はキットには含まれません。

胴 体:白色エポキシ・グラス製、ノーズコーン式。ノーズは42mmスピンナーに合せてカットされ、マウントが取りつけられていました が、ノーズヘビーが予想されたため、ノーズを約10mmカットし、45 mmスピンナーに合わせて整形し、3.2 mm合板のモーター・マウントを作って取り付けました(ダウン・スラストも付けました)。それでもノーズヘビー気味のため、Vテール用サーボを前方に取り 付け、その後ろにバッテリーと受信器を搭載しました。

 ただし、この配置では、バッテリーを胴体上部の開口部から出し入れすることになり、長いバッテリーは入りません。7セル1700SCR/RC2000が ギリギリです。1700SCR/RC2000を8セル以上搭載したい場合は、Vテール用サーボをできるだけ後方に置き、ノーズコーン側の開口部からバッテ リーを出し入れする必要があります。

尾 翼:バルサ組透明黄色フィルム貼り(動翼は紫フィルム貼り)。胴体へは左右別個に2本のピンで差し込み固定。脱着式。リンケージには キット付属のラダー・ホーンとボール・ジョイントを使用しました。


【飛 行】

 重心位置は取説がなかったため、翼型とテールモーメントから推測して中央翼前縁より74 mm後方(翼根で37%)としました。

 飛行重量1746 g、翼面荷重37.5 g/dm2で、上昇性能・滞空性能ともに良好です。7セル1700SCRあるいはRC2000でじゅうぶん楽しめます。 ただ、翼面荷重はこのクラスとしては軽いので、弱風用として飛行させました。 10セルバッテリーと適切なモーターを組み合わせれば、軽快な上昇とスピードに乗った滑空を楽しめるでしょう。機体が重くなると弱風時の滞空性能は多少低 下しますが風には強くなり、速い足を活かしてサーマルを探すことができますのでトータルでの滞空性能はむしろ良好になります。

 この機体で特徴的なのは、エルロンが翼幅方向に長めである点です(635 mm)。このため、スポイロンは非常によく効きますが、差動は2.5:1以上つけた方がよさそうです。


【まとめ】

 滞空性能優先の7セル〜10セル電動グライダーとして、のんびり長時間飛行を楽しむには最適です。初飛行で11分、2回目には33分飛行しました。


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