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スピネット

出展者:瀬山 美恵子


種 別:スピネット

音 域:GG〜d3

鍵盤数:56

レジスター(弦列):8'×1

製作者:マーク・デュコルネ

その他:アルベール・ドゥランに基づく。



 今年の1月に社内の有志が開いた室内楽のコンサートに、パンフレット作成などで関わってるうちに、これは見ているよりも演奏してるほうが格段に楽しそうだ、と思いました。
 これから始めるなら多少は覚えのある鍵盤楽器をと考えましたが、ただ真っ黒なピアノをリビングには置きたくない、それにピアノの音はあまり好きではない、という不純な動機からチェンバロの購入を考えました。
 思い立ったら行動あるのみです。製作家の堀さんの工房が自宅に比較的近かったため、ずうずうしくもお伺いして製作過程を見せていただいたり、ギタルラ社のレンタルスタジオで試奏しているうちに、弾いた時の感触や音色にどんどん惹かれ、本格的に欲しくなりました。
 4月に山梨で開催された古楽器コンクールにチェンバロが全て揃うという話しを聞き、見に行った際に、唯一展示されていたこのスピネットの完成したスタイルの美しさ(と値段 ^^;)に惹かれ、しかも現物を即納品できるとの事、欲しいと思ったらとにかく我慢できない私は仕様のことなどよくわからないまま、「これは運命の出会いだ!」と考えることにして購入しました。
 それから約半年、輸入物であるせいもあってか、梅雨時にはジャックが膨れて数音がならなくなるなどのトラブルもありましたが、今でも仕事の合間をみてほとんど毎日、音を鳴らして楽しんでいます。
 現在は、大宮在住でフォルテピアノをメインに演奏されている小倉貴久子先生に、「アンナマクダレーナのための小曲集」と、「インベンション」、「フィッツウィリアム・バージナルブック」から数曲を選んでいただき、月に1回レッスンをうけています。
 まだまだ手が思うように動かないのですが、チェンバロを始めたおかげで、これからも楽しみが広がりそうです。





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